2026年の旅行ハーシーズンを前に、サイバーセキュリティ会社Surfshark(サーフシャーク)は8日、海外旅行先での詐欺に関する調査結果を明らかにした。旅行者に対し、詐欺への意識向上を呼び掛けている。


同社は3月16日から20日、トリップアドバイザーの「旅の掲示板」からデータを分析。キーワード「詐欺(scam)」を含むトピック数を算出し、割合が高い国と低い国を特定した。

アジアでは、トルコや日本、タイが主要旅行先として上位にランクイン。年間観光客数はトルコが約6060万人で最多。次いで日本が約3690万人、タイが約3550万人。日本は詐欺に関する言及率が0.19%と最も低く、世界的に見ても安全性の高い旅行先の一つとして際立っていた。一方、タイは1.16%、トルコは1.09%で、日本と比べて約5~6倍の頻度で詐欺に関する話題が投稿されていた。

日本人旅行者の人気渡航先のアメリカでは、ハワイが平均0.41%。一方、ニューヨークは1.22%と突出しており、アメリカ全体の平均の約3倍に達している。

ヨーロッパでは、年間訪問者数1位のフランス(約1億200万人)が1.11%と最も高く、訪問者数2位のスペイン(約9380万人)は0.54%と、フランスの約半分に留まった。

世界全体では、ネパールが最も高く3.50%、最も低いのはデンマーク・カリブ海アンティグア島、バーブーダ島(0.14%)。

同社によると、旅行詐欺による被害額は毎年数百万規模。

例えば2024年、在タイ日本国大使館は、日本人旅行者を狙った12件の詐欺被害を報告。旅行者が失った金額は合計26万円に達した。

同社のプロダクト責任者ガブリエレ・シンケヴィチューテ氏は、「旅行詐欺は国境を問わず発生しており、どの渡航先であってもリスクを理解し、自身を守るための知識を持つことが重要です」と指摘。対策として、?不自然にお得なプランや偽サイトに注意する、?アカウントのセキュリティ強化、?公共のWi-Fi利用に注意、?旅行中のSNS投稿は慎重に行う、の4点を推奨している。

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