タイで「最も予約が取れないラーメン店」と評される「新道らぁ麺」が、新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区)地下2階で、2025年10月28日(火)に日本初出店する。

同博物館によると、ラーメン文化を通じて国境を越えた技術と情熱を融合させる「逆輸入ラーメン」プロジェクトの一環で、今回の出店は7年ぶり第6弾。

これまでに米国、ドイツ、イタリア、カナダのラーメン店が出店した。

新道らぁ麺のラーメンは、日本の出汁文化と、タイのナンプラーやオイスターソースなどを使用した旨味が特長。予約開始と同時に満席となる人気ぶりで、「タイで最も予約困難なラーメン店」と称されている。バンコクから車で1時間の立地だが、国内外から多くの客が訪れるという。

店主のチャワポン・リーピパットパイブーン(通称:ジョー)氏は、元エンジニア。30歳で日本へ留学し、東京で出会ったラーメンの奥深さに衝撃を受けたという。食べ歩きに没頭し「この一杯に、自分の人生を賭けたい」と一念発起。論理的な思考と探究力を活かし、独学と現場経験で技術を磨き上げた。

2017年、帰国したジョー氏は、ラーメン文化が未成熟だったタイに「新道らぁ麺」を創業した。

ジョー氏の挑戦を支えたのは、スパシット・ラパーティクル氏(通称:デュー)。ジョー氏の「最高のラーメンを作りたい」という熱意に応え、デュー氏は製麺機を購入。日本の製麺学校に通い、日本の国産小麦を輸入して麺づくりに情熱を注いだ。

現在では、スープや麺、具材まで全て自家製。日本の技とタイの気候・素材を融合させた、情熱の結晶とも言える一杯を提供している。

営業時間は平日 11時~21時(L.O 20時30分)/ 土日祝 10時30分~21時(L.O 20時30分)。入場料は、大人450円、小中高校100円、シニア100円、小学生未満無料。

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