無線通信機器大手のアイコム(大阪市平野区)は8日、タイの国家放送通信委員会(NBTC)の要請を受け、昨年7月に同委員会がバンコクで実施した違法トランシーバーの捜査に協力し、多数の模倣品の押収に繋がったと発表した。

同社によると、NBTCは7月3日、バンコクの会社を捜索し、同委員会の承認を受けていないトランシーバー約2万台など、多数の模倣品を押収。

関係者を逮捕した。

押収した製品には、アイコム製品の模倣品も含まれていた。NBTCは「基準を満たさないトランシーバーや携帯電話の販売業者の逮捕は、安全性の確保だけではなく、消費者保護や正規品の流通阻害による経済損失の抑制にもつながる」としている。

同社は、タイの現地販売店を通じた協力要請に応じ、倉庫で現物を確認するなど捜査に協力。今後も協力要請があれば対応するという。

タイでは2021 年 1 月にも、タイ特別捜査局(DSI)が模倣品業者を摘発。同社はDSI に感謝状を贈っていた。

同社は、2024 年9月 19 日に発生した模倣品を使ったレバノンでの爆発事件を契機に、消費者の安全確保の観点から模倣品に対する対策を強化。昨年6月には、主にアジアで運営されている EC サイト上で 4500 件以上の模倣品の出品を排除。海外での展示会での啓発活動などに取り組んでいる。

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