ベルバトフが好みの選手として挙げたブスケッツ photo/Getty Images
万能ストライカーのお気に入りはバルサの司令塔
かつてマンチェスター・ユナイテッドに在籍し、プレミア得点王に輝いた元ブルガリア代表FWディミタール・ベルバトフ。レヴァークーゼン時代には、柏レイソルに所属したフランサ、浦和レッズに所属したロブソン・ポンテとともに“デンジャラス・トライアングル”と呼ばれる強力3トップを形成した彼は、日本での知名度も高いのではないだろうか。
そんなベルバトフがマンUの公式サイトでインタビューを受けている。そこで彼は好きな現役選手について質問され、次のように回答している。
「たとえば、セルヒオ・ブスケッツが好きだ。彼は他の誰よりもゲームをよく読むことができる。相手や、そして多くのチームメイトよりも3手先を見ている、おそらくメッシだってできない。信じられないよ。彼はぼくと同じような身長と体格で、決してスピードがあるわけじゃないけどいつも正しい位置にいる。ぼくが好きなスタイルだ。落ち着いているしね」
言われてみれば、この2人はポジションやチーム内での役割が違いながら多くの共通点が存在する。彼自身が言及した身長や体格、正しいボジショニングに加え、柔らかなボールタッチやキープ力、状況判断の良さもそっくりだ。ベルバトフは上記のコメント以外に「ぼくも現役時代ブスケッツと同じことをやろうとしていた」とも語っており、彼らのサッカー観はほぼシンクロしているといっていいほどなのかもしれない。
2012年にマンUを退団したベルバトフは、その後フラムやモナコなどを経てインドのケーララ・ブラスターズへ移籍。