バイエルンのレヴァンドフスキ photo/Getty Images
ブンデスでシーズン40試合以上出場を継続
近年のサッカーはゲームのテンポも上がり、求められる運動量も多くなった。トップクラブともなれば3日に1試合のペースでこなしていくこともあり、それによって筋肉を痛めてしまう選手も少なくない。
そんな中、ブンデスリーガで鉄人ぶりを発揮しているのがバイエルンFWロベルト・レヴァンドフスキだ。レヴァンドフスキほどのセンターフォワードならば相手DFからも激しく削られるものだが、レヴァンドフスキはほとんど怪我をしない。ブンデスリーガ公式もその強さに驚いているが、ブンデスリーガでの過去9年間でレヴァンドフスキが怪我を理由に欠場したのはたった2試合だけだという。
シーズンの成績を見てみると、ドルトムントに加入した2010-11シーズンより43試合、47試合、49試合、48試合とフル稼働を継続。今季もここまで43試合に出場しているが、ブンデスリーガに来てからレヴァンドフスキの出場試合数が40を下回ったことはない。怪我をしないことも一流選手の条件の1つで、レヴァンドフスキが毎シーズンのようにブンデスリーガの得点王争いに絡むことができる理由でもある。
以前バイエルンを指揮したジョゼップ・グアルディオラも、「彼は私が会った中で最もプロフェッショナルな人物だ。24時間彼の頭では良い食事、睡眠、トレーニングについて考えられている。彼は怪我をせず、いつもそこにいる。なぜなら食事などを重要視しているからだ。ベストコンディションを保つことが重要だと理解しているのさ」と称賛していた。
ユヴェントスで活躍するクリスティアーノ・ロナウドもほとんど怪我をしない選手として有名だが、普段のケアで怪我のリスクを抑えることもプロフェッショナルに求められることだ。レヴァンドフスキほど計算できるストライカーも珍しいだろう。