ミハイロビッチ監督(中央)はマルコ・ディ・ベロ主審(左)の判定に不満を爆発させている photo/Getty Images
サン・シーロの試合は荒れた展開に
現地時間6日セリエA第35節ミラン対ボローニャの試合がミランのホームであるサン・シーロで開催された。結果はFWスソとFWファビオ・ボリーニがゴールを奪い、最後まで試合を優位に進めたミランが2-1で勝利。
最初に退場処分となったのはミランのMFルーカス・パケタ。彼は74分に相手から受けたタックルに激昂。熱くなったところでイエローカードが提示されるも、この判定を不服と主審に抗議した際2度目の警告を受けてしまった。続いてはボローニャのFWニコラ・サンソーネだ。試合終了間際、ミランのMFフランク・ケシエと口論になったことで彼はこの日2度目の警告を受けて退場に。加えて試合終了のホイッスルが吹かれた後、サンソーネに対しての判定に抗議したボローニャのDFミッチェル・ダイクスにも一発レッドの判定が下された。荒れた展開となってしまったこのゲーム、ボローニャのシニシャ・ミハイロビッチ監督は主審のジャッジに納得がいっていない様子だ。
「我々は素晴らしいゲームをしたと思う。前半で2点以上ゴールを奪えていたかもしれない。だけど最終的にはリードを許してしまった。
試合後、ミハイロビッチ監督はマルコ・ディ・ベロ主審に対してこのように不満を爆発させたことを伊『Gazzetta dello sport』が伝えた。ボローニャはこの試合を終えて勝ち点37の15位。降格圏の18位エンポリとの差は5ポイントだ。あと3試合を残して残留の安全圏に入っているかは怪しい状況だけに、主力2人の次節出場停止は大きな痛手。判定の正当性は別の問題として、ミハイロビッチ監督が不服と訴えるのも当然だろう。少しばかり後味の悪い試合となってしまったが、ボローニャは厳しい状況を乗り越えて残留を決めることができるのだろうか。