レヴァークーゼンに移籍したディアビ photo/Getty Images
U-20、U-21にブンデスで活躍する実力者がズラリ
14日、ブンデスリーガのレヴァークーゼンはパリ・サンジェルマンからU-20フランス代表FWムサ・ディアビを獲得したと発表した。スター揃いのパリ・サンジェルマンでは主役になることが難しかったが、新天地レヴァークーゼンで自身の能力を証明する戦いに挑むことになる。
ディアビはU-20フランス代表の一員としてU-20ワールドカップにも参加していた逸材だが、近年は若いフランス人選手がドイツ挑戦へ踏み切るケースが目立つ。ブンデスリーガ公式も特集しているが、ディアビのケースは決して珍しいものではないのだ。
ウクライナ代表の優勝で幕を閉じた今夏のU-20ワールドカップを振り返っても、フランス代表には長谷部誠と同じフランクフルトでプレイするDFエヴァン・ヌディカ、ドルトムントDFダン・アクセル・ザガドゥなどブンデスリーガで結果を出している選手が選ばれている。
U-21欧州選手権に出場するU-21フランス代表には、ライプツィヒDFダヨ・ウパメカノ、DFイブラヒマ・コナテ、マインツFWジャン・フィリップ・マテタらが選ばれている。フランスの世代別代表選手にとってブンデスリーガは当たり前の行き先となっている。
同サイトはバイエルンのキングスレイ・コマン、ドルトムントでブレイクしてバルセロナ移籍へ繋げたウスマン・デンベレらの影響も大きいと伝えており、ブンデスリーガには若手へのチャンスとハイレベルなコンペティション、独特なスタジアムの雰囲気などブレイクを目指す若者を魅了する環境が整っている。近年はイングランドからも若手がドイツに流れているが、それはフランスも同じだ。
また、リーグ・アンやリーグ・ドゥなどフランスからやってくる選手は体のサイズもあって身体能力も高い。ブンデスリーガのスタイルに適応するだけの能力は備えており、ブンデスリーガのクラブとしては戦力として計算しやすい。
今回はディアビがレヴァークーゼンに向かったが、この流れは今後も続いていくことだろう。