サウサンプトンの吉田 photo/Getty Images
守備の補強が不可欠とサポーターは不満漏らす
昨季残留争いに巻き込まれたサウサンプトンは、FWムサ・ジェネポやFWチェ・アダムスを獲得するなど市場でチーム強化に努めている。そのアダムスは先日行われたアルタッハとのトレーニングマッチでいきなりゴールまで決めており、サポーターとしては満足のいくスタートと言えるだろう。
しかし、守備陣には厳しい目が向けられている。このゲームは1-1のドローに終わり、失点した前半には日本代表DF吉田麻也も出場していた。失点シーンでは中盤でプレスが甘くなり、前に出て対応した吉田の背後に相手アタッカーが侵入する形から失点している。プレシーズンということもあってコンディションが万全でないのは明らかだが、この失点に一部のサポーターは不満を抱えているのだ。
ジェネポ、アダムス、さらにはリヴァプールからFWダニー・イングスを完全移籍で獲得するなど、前線の補強はそれなりに進んでいる。サポーターが次に求めているのが守備陣の補強だ。英『Football Fancast』によると、吉田やコンビを組んだヤニック・ヴェステルゴーア、後半から出場したヤン・ベドナレク、ジャック・スティーブンスのセンターバック4人のクオリティにサポーターは満足していない。ここは今夏の補強が必要なエリアと捉えられているのだ。
「チームはまだ守備が脆い。統率の取れるセンターバックが絶対に必要だ」
「実力あるセンターバックをお願いだから獲得してくれ。守備を強化しない限り今季は複雑なものになるだろう」
吉田にとっては悔しい話だが、サウサンプトンは昨季リーグ戦で65失点も喫している。さすがにこの失点数で上位を狙うのは難しい。