主力じゃなくてもリーガ、プレミア、CL制覇　少し不思議なサイドバック物語
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マンCでプレイしたダニーロ　photo/Getty Images

タイトルを量産

FCポルトからレアル・マドリードへ、レアル・マドリードからマンチェスター・シティ、そしてマンチェスター・シティからユヴェントスと、ブラジル人サイドバック・ダニーロの経歴は実に豪華なものだ。ただ、ダニーロは常に主力だったわけではない。



ポルトでは絶対的な存在だったが、レアルではダニエル・カルバハルやマルセロのバックアッパーに。マンCでもカイル・ウォーカーが右サイドバックにいたため、ジョゼップ・グアルディオラのファーストチョイスにはなりきれなかった。ポルトで評価を高めたところまでは順調だったが、ここ数シーズンはビッグクラブの壁にぶち当たっているイメージだろうか。

そして今夏にはマンCへ向かうジョアン・カンセロと入れ替わる形でイタリア王者ユヴェントスに加入。ユヴェントスで主力になれるかは分からないが、スペイン『MARCA』もダニーロのキャリアを少しばかり奇妙だと取り上げている。各クラブで主力になっているわけではないが、獲得タイトルの数が非常に多いのだ。

母国ブラジルのサントスではリベルタドーレスを制し、ポルトではリーグ連覇も経験。レアルではリーガ・エスパニョーラ、チャンピオンズリーグ、クラブワールドカップ、UEFAスーパーカップと次々タイトルを獲得し、マンCでも昨季は国内3冠を経験。合わせるとダニーロは18のタイトルを獲得していることになる。同メディアはキープレイヤーでないにも関わらずタイトルを獲得し続けていると驚いており、バックアッパー的存在でありながらダニーロは優勝請負人のような存在になっている。

代表では南米ユース選手権、U-20ワールドカップを制覇した経験も持っており、何かとタイトルとは縁がある。今季より加入するユヴェントスでもタイトル獲得が期待され、上手くいけばポルトガル、スペイン、イングランド、イタリアと4つの欧州リーグを制することになるかもしれない。


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