中島が加わったFCポルト photo/Getty Images
超名門がまさかの躓き
今夏日本代表FW中島翔哉が加わったFCポルトは、ポルトガル国内を代表する超名門クラブの1つだ。常に優勝候補の一角で、長年ベンフィカ、スポルティング・リスボンと頂点を争ってきた。
ポルトは開幕節のジル・ヴィセンテ戦を1-2で落とすことになり、スッキリしないスタートになってしまった。しかもジル・ヴィセンテは昇格組で、ポルトとしては楽に勝利を収めたいところだった。
さらに不吉なのが、ポルトは開幕節で黒星を喫したシーズンで優勝したことがないという。ポルトガル『Maisfutebol』によると、ポルトが開幕節を落とすのは2001-02シーズン以降では初。当時はスポルティング・リスボンに0-1で敗れ、そのシーズンは3位でフィニッシュしている。
ポルト、ベンフィカ、スポルティングの力が飛び抜けているポルトガル国内リーグでは、無敗で優勝してしまうことも珍しくない。ポルトも2010-11、2012-13シーズンに無敗優勝を達成しており、1敗が非常に重い。
昨季リーグを制したベンフィカも僅か3敗しか喫していないため、ポルトにとって開幕節で喫した黒星はショックが大きい。優勝するためには今後の取りこぼしは許されない。ライバルのベンフィカはパソス・デ・フェレイラを5-0で粉砕しており、早くも差がついてしまった。
しかもポルトではまだ中島がチームに入り込めていない。
嫌なスタートになってしまったが、ポルトは過去のデータを覆して頂点へ辿り着けるのか。中島には日本人選手としてポルトガルリーグ制覇の期待がかかっているだけに、ここからの挽回に期待したい。
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