マンUのラッシュフォード photo/Getty Images
得点力不足に陥る危険も
今季のプレミアリーグ開幕節でチェルシーを幸先よく4-0のスコアで粉砕したマンチェスター・ユナイテッドだが、安心するのはまだ早い。ゴールラッシュでの立ち上がりとなったものの、今後得点力不足に陥る危険性も十分に考えられるからだ。
クラブOBポール・インス氏が気にしているのは、退団したFWロメル・ルカクのことだ。今夏マンUはルカクをインテルに売却したが、代わりに大物ストライカー獲得へ動いたわけではない。マーカス・ラッシュフォード、アントニー・マルシャル、若いメイソン・グリーンウッドで穴を埋めていくのが指揮官オーレ・グンナー・スールシャールのプランだ。
しかし彼らはまだ伸び盛りの選手で、どこまで得点を量産できるかは分からない。マンUが今季トップ4入りを狙うには、1人くらいは得点王争いに顔を出す選手がほしい。最も期待できるのはラッシュフォードだろうか。
英『Manchester Evening News』によると、ポール・インス氏はラッシュフォードに20点超えをリクエストしており、ルカクの穴を感じるシーズンにならないことを願っている。
「クラブとして、ユナイテッドはルカクが決めてきた20ゴールほどを失うことになった。これは大きな損失であり、穴を埋めなくてはならない。ルカクの得点数は損失だ。ラッシュフォードとマルシャルには多くのプレッシャーがかかる。ユナイテッドが上手く戦うには、ラッシュフォードが今季20~25点は奪う必要がある。
ラッシュフォードはチェルシー戦で2得点を奪う活躍を見せたが、まだリーグ戦20点超えを記録したことはない。それどころか、二桁に乗せるのがやっとの状況だ。点取り屋がいないチームがプレミアトップ4に食い込むのは厳しいが、ラッシュフォードはルカクの穴を埋められるのか。スールシャールの挑戦は賭けに近いと言えよう。
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