浦和への復帰が決まった武富 photo/Getty Images
ベルマーレの変化で「不安」を抱える
湘南ベルマーレは15日、期限付き移籍で加入していたMF武富孝介が、所属元である浦和レッズへ復帰することが決まったと発表した。
現在28歳の武富は柏レイソルの下部組織出身で、2009年にトップチームへ昇格。
湘南の主力としてチームの攻撃を牽引してきた武富だが、2020年1月までの契約を切り上げて、浦和へ復帰することを決断。クラブの公式サイトを通じて、理由を以下のように説明している。
「この度、浦和レッズへ復帰することとなりました。すでに報道されている通り、ここ数日のベルマーレの変化によって曺監督がしばらく指揮を執ることができなくなりました。曺監督の元でプレイしたいと思い、今季もう一度ベルマーレに来た自分としては、一時的な措置とはいえこの先がどうなるか分からない状況のまま、100%サッカーに集中できるのか、チームのために力を出し切れるか、不安を覚えているというのが正直な気持ちです。そんな中、移籍ウィンドウの期限が迫っていることもあり、今回の決断に至りました。シーズン途中にチームを離れることを申し訳なく思っています。
武富にとって志半ばで湘南を去るということは、苦渋の決断だったのかもしれない。この選択を後悔しないためにも、是非とも浦和で成長した姿を見せてもらいたいものだ。