闘病中も常にチームと共にあった早川。新潟に背番号「28」が帰ってきた photo/Getty Images
「更に大きな一歩を踏み出せるように」
アルビレックス新潟に所属するDF早川史哉が、ついに公式戦の舞台に帰ってきた。
現在25歳の早川は筑波大学卒業後の2016年に、ユース時代に過ごした新潟へ入団。2016シーズンのJ1開幕戦で早速プロデビューを飾るなど、将来の活躍が期待された。しかし、同年4月に行われた名古屋グランパス戦後(第8節)にリンパ節の腫れが発覚し、検査を実施したところ、急性リンパ性白血病と診断。同年11月には骨髄移植手術を実施し、治療に専念するために2017年からは新潟との契約を一時凍結していた。そして長きにわたる闘病生活を経て、昨年から選手生活を再開。これまで再びピッチへ立つために、リハビリに励んできた。
そんな早川が幾多の困難を乗り越え、今月17日に行われたファジアーノ岡山戦(J2第28節)で、待望のベンチ入りを果たした。DFが本職で、チームがビハインドを負っていたこともあり、この試合で出番が回ってくることはなかったが、完全復活へ向けて新たな一歩を踏み出したのだ。
19日に自身の公式Twitterを更新した早川は「1210日ぶりに公式戦メンバー入り。また一歩踏み出すことができました。アルビレックス新潟というチームと共に前進していきたいです。寄り添い支え続けてくださる皆様ありがとうございます。

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