シント・トロイデンの鈴木優磨 photo/Getty Images
シント・トロイデンが期待をかける新時代の和製ストライカー
昨季ベルギーのシント・トロイデンを引っ張ったのは、DF冨安健洋とFW鎌田大地の日本人選手2人だった。彼らはベルギーで大きな結果を残し、今夏に欧州4大リーグへの挑戦権を手にした。
182cmのサイズを誇る23歳の鈴木は、前線で体を張れる強さ、泥臭さ、得点力を備えている。シント・トロイデンでのスタートはやや遅れたものの、21日に行われたジュピラー・プロ・リーグ第8節のシャルルロワ戦で待望の初ゴールをゲットしたのだ。
その得点も泥臭いもので、ロングボールに抜け出したところから強引に押し込んでネットを揺らしている。快心のゴールというわけではないが、最後まで信じて足を伸ばした鈴木の粘り勝ちだ。後半にはヘディングシュートから相手のハンドを誘い、PKを獲得。チームは3-0で勝利し、鈴木はそれに大きく貢献した。
ベルギー『Voetbalbelgie』は、フランクフルトへ戻った鎌田に代わる存在だと鈴木に期待をかけている。鎌田、冨安が去るなどシント・トロイデンは今夏に主力数名を失ったが、その穴を埋める1人として鈴木は今夏最高クラスの補強と捉えられているのだ。
「鎌田が移籍し、シント・トロイデンは鈴木を連れてきた。彼は2018年のアジアチャンピオンズリーグのMVPに選ばれている。鈴木には他のクラブも興味を示していたが、昨季も関心を示したシント・トロイデンを選び、冨安と鎌田の背中を追う。
まずは1点を奪うことに成功したが、ここから得点ペースを上げていけるだろうか。鈴木のサイズを考えると、日本代表でも前線で活躍してほしい人材だ。昨季鎌田はシント・トロイデンで計16得点を挙げており、ひとまずはこの数字超えが鈴木にとって1つの目標となるのではないだろうか。
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