7位に位置するマンU photo/Getty Images
勝ち点もリヴァプールと並ぶ
前半だけで試合が終わっていれば、今頃マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグ2位だった。そう主張したのは英『The Sun』だ。
ここまでマンUは3勝4分3敗と苦戦しており、順位は7位に留まっている。問題は様々あるが、結果だけで判断するならば今のマンUはリードを守り切れないケースが目立つ。
前半に1点を先制したにもかかわらず、後半に同点ゴールを許して1-1でゲームを終えてしまう。すでに今季はウォルバーハンプトン、サウサンプトン、アーセナル、リヴァプール戦でそのケースが起きている。アーセナル、リヴァプール相手にも前半だけならばマンUはリードしていたのだ。
アーセナル戦は前半45分にMFスコット・マクトミネイのミドルシュートで先制したものの、後半13分にピエール・エメリク・オバメヤンのゴールを許してしまった。今月20日のリヴァプール戦も同じで、前半36分にFWマーカス・ラッシュフォードが決めたゴールを守り切れず、後半40分に途中出場のMFアダム・ララーナに同点弾を許している。
全ては「たられば」の話だが、サッカーが45分だけで終わる競技ならば今季のマンUは勝ち点22を稼いでいることになるという。前半だけの戦いでは10試合で8得点2失点と非常に安定しており、オーレ・グンナー・スールシャールのチームはスタートダッシュを切ることを得意としている。
追加点を挙げることができれば問題ないのだが、残念ながら今のマンUは得点を奪うことに苦労している。逆に首位を走るリヴァプールは後半に力を発揮できるチームで、今節もトッテナム相手に後半の2得点で逆転勝利を収めている。この底力こそマンUとリヴァプールの差なのかもしれない。
ちなみに前半だけで試合を終わらせたとすると、リヴァプールもマンUと同じ勝ち点22に留まる。つまり前半の戦いだけで考えれば、マンUも決して悪いわけではないのだ。先制してからどうゲームをコントロールするのか。ここが上位進出への1つのポイントになりそうだ。
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