チェルシーのズマ photo/Getty Images
今でも教えは活きている
トッテナムの指揮官に就任したジョゼ・モウリーニョは、若手の起用に積極的な人物ではないと言われることがある。ビッグクラブで即戦力を中心にチームを組み上げてきたため、若手を育成しているイメージが薄いのだ。
しかし、モウリーニョの教えが活きていると語る選手はいる。その1人が現在チェルシーでセンターバックのポジションを掴みつつある25歳のクルト・ズマだ。ズマとモウリーニョはそれほど長く仕事をしたわけではないが、今でもモウリーニョの教えはズマの心に残っている。
仏『France Football』によると、ズマは「彼はイングランドのフットボールが何なのかを僕に見せてくれた。監督は負けるのを嫌っていたし、負けず嫌いな部分も教えてくれた。彼のおかげでチェルシーで楽しめた。多くのものを与え、教えてくれた。感謝しているんだ」とコメントしている。
ズマは2017-18シーズンはストーク・シティ、昨季はエヴァートンへとレンタル移籍していた。やや遠回りした印象もあるが、今季はチームがFIFAから補強禁止処分を受けたこともあって主力として重要な役割を任されている。
トッテナムでもモウリーニョは若手に様々な考えを植え付けるはずで、それはすぐ効果が出るものではないのかもしれない。しかしズマのように長く選手の心に残り、数年後に花開くパターンもある。
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