レアルのクロース photo/Getty Images
抜群の安定感で駆け抜けた5年
2014年からの約5年間、レアル・マドリードで最も一貫性があった選手は誰だろうか。
得点面で言うならば、昨夏にユヴェントスへ向かったFWクリスティアーノ・ロナウドで間違いない。
大きな怪我をすることもなく、ゴールを量産し続けた。では、攻撃の組み立て部分ではいかがだろう。
中盤で最も一貫性があったのは、MFトニ・クロースで間違いない。2014年夏にレアルへやってきたクロースは、先日のアラベス戦でレアル通算250試合出場を達成した。
何より目を引くのは、パスの成功率だ。英『GIVE ME SPORT』によれば、250試合も出場しているのにクロースの平均パス成功率は90%を超えているという。
同じ中盤ではチームメイトのルカ・モドリッチがクロアチア代表での成功もあってバロンドールを獲得したが、クロースはそうした個人タイトルとは無縁だ。それでもレアルがチャンスメイクをするうえで、クロースの組み立ては欠かせない。もっと評価されるべき実力者と言えよう。
ブレることなくリズムを刻み続けるメトロノームのように、クロースはゲームをコントロールし続ける。派手さはないが、同メディアも貢献度はもっと認められるべきと伝えている。
今後もレアルの中盤を支配し続けるはずで、レアルの成功にクロースが欠かせなかったのは間違いない。
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