ミランへレンタル移籍しているレビッチ photo/Getty Images
新天地で思ったような結果出ず
昨季欧州サッカー界を大いに盛り上げたのが、フランクフルト三銃士だ。
昨季フランクフルトはヨーロッパリーグでベスト4まで駒を進めたが、それを支えたのがセバスティアン・ハラー、ルカ・ヨビッチ、アンテ・レビッチの前線三銃士である。
長谷部誠を中心とした堅い守備を軸に、破壊力抜群の前線トリオで相手を仕留めるのがフランクフルトのパターンとなっていたのだ。
当然3人のFWは強豪クラブから目をつけられることになり、この夏に3人とも移籍することになった。
ハラーはウェストハム、ヨビッチはレアル・マドリード、レビッチはレンタルでミランだ。揃ってステップアップのチャンスを掴んだわけだが、現状は理想的とは言い難い。
ヨビッチはカリム・ベンゼマの存在もあり、レアルでは定位置を確保できていない。現段階では失望の新戦力になっていると言っていいだろう。
ハラーは試合にこそ出場しているが、現在は2ヶ月リーグ戦でゴールがない。チームが苦戦しているため仕方がないとも言えるが、14試合で4得点は少々物足りない。
レビッチも同じだ。ミランではまだ1度もフル出場がなく、ベンチスタートがほとんど。さらにリーグ戦7試合に出場して得点・アシストともにゼロとなっており、攻撃面で苦戦しているミランの中でも出番が増えない苦しい時間を過ごしている。
伊『Calciomercato』もレビッチの現状を不安視しており、来夏のEURO2020へ向けてクロアチア代表サイドもレビッチのプレイタイムが増えないことにフラストレーションを溜めているという。
昨季欧州サッカー界の主役とも言える働きを見せていたフランクフルト三銃士は、揃って新天地で苦戦気味だ。後半戦へ何とか状況を変えたいところで、特にヨビッチとレビッチの2人は早急に流れを変えなければならない。
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