ミランで苦戦するピョンテク photo/Getty Images
ミランFW陣が苦戦している象徴とも言える数字か
2010年以降、ミランで最も得点を挙げている選手が誰なのかご存知だろうか。最近では「呪いの9番」なるワードが世間に浸透し、現在9番を背負うFWクシシュトフ・ピョンテクも大苦戦中だ。
米『ESPN』は「2010年以降セリエAで最も得点を奪ったミランの選手は誰か」と特集しているのだが、1位は何とFWズラタン・イブラヒモビッチだ。いったい何年前の話かと言いたくなるが、イブラヒモビッチは2010-11、2011-12の2シーズンをミランで過ごしている。
2010-11シーズンにはリーグ制覇も果たしており、エースのイブラヒモビッチはこの2シーズンでリーグ戦42得点を記録した。この数字が2019年の今も、ミランの2010年代最多得点記録となっているのだ。
2位は本田圭佑ともプレイしたFWカルロス・バッカ(31得点)、3位はMFのジャコモ・ボナベントゥーラ(29得点)、4位がFWマリオ・バロテッリ(27得点)、5位はイブラヒモビッチとともにセリエA制覇を経験した元ブラジル代表FWロビーニョ(25得点)だ。
こう見ると、イブラヒモビッチ以降ミランに頼れるストライカーが出てこなかったことがよく分かる。マッティア・デストロ、ゴンサロ・イグアイン、ルイス・アドリアーノ、ニコラ・カリニッチなど、短期間で去ったFWがほとんどだ。近年のミランにはエースと呼べる選手が存在しない。
今のところピョンテクがエースになるイメージを想像するのも難しいが、誰がこの悪い流れを断ち切るのか。ストライカーを活かす優れた指揮官も必要で、ミランの課題は山積みだ。
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