リヴァプールに移籍した南野 photo/Getty Images
スムーズな適応を目指す粋な采配
冬の市場で移籍した選手は、シーズン途中からチームに合流することもあって適応に時間がかかる場合がある。今冬にザルツブルクからリヴァプールへ移籍した日本代表FW南野拓実もそうだ。
オーストリアとイングランドでは環境が大きく異なり、当然ながらプレミアリーグの方がレベルは高い。南野もすぐ大活躍とはいかないだろう。リヴァプール側もそれは理解しているはず。まずは新たなチームメイト、戦術、国の文化、言語などに適応していくことからのスタートだ。
英『LIverpool Echo』によると、リヴァプールも南野がスムーズにチームへ適応できるよう様々な気遣いをしてくれているという。その1つが、ロッカールームの位置だ。
南野はリヴァプールで背番号18をつけているが、ロッカールームの場所は8番のMFナビ・ケイタ、10番のFWサディオ・マネの間になっている。2人ともザルツブルク出身の選手ということもあり、ザルツブルク・コネクションを活かして南野を適応させようとの狙いだろう。
本来は9番を背負うFWロベルト・フィルミーノが2人の間に陣取っているようだが、南野のために席を空けることになったという。マネとは被っていないが、ケイタと南野はザルツブルクでチームメイトだった期間がある。隣同士ならばコミュニケーションも取りやすくなるだろう。
すでに南野はエヴァートン戦でデビューも果たしているが、スムーズにフィットできるだろうか。
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