今季のレアルは守備が崩壊した昨季とは全く違う姿を見せている photo/Getty Imgaes
守備の再建に成功
レアル・マドリードと言えば各ポジションに世界最高クラスのスター選手を揃え、華やかな攻撃で相手を圧倒するチーム。そんなイメージはないだろうか。
しかし、そんなレアルのイメージはもう古いのかもしれない。2019-20シーズンのレアルはもはや“守備型”と言っても過言ではないほどにディフェンス面が充実している。それを裏付ける統計をデータサイト『Opta』が紹介しているのだが、これが衝撃的だ。
それは今季のチーム失点数。レアルがここまでリーグ戦21試合を戦って喫した失点はわずか「13」なのである。『Opta』によると、この13失点という数字は1964-65シーズン、1987-88シーズンと並んでリーグ戦21試合を終えた時点でのクラブ最少失点記録。プレシーズンのアトレティコ・マドリード戦で大量7失点を喫したチームとは思えない変貌ぶりだ。
レアルがここまでの堅守を披露できるようになったのは、GKティボー・クルトワの復調やマルセロの怪我によって彼よりも攻守のバランスが取れるフェルランド・メンディが左SBに入っていることの影響も大きいか。少し前までは派手な攻撃で相手を粉砕するイメージのあった同クラブだが、今や欧州屈指の守備軍団となっている。
はたして、レアルはこの強固なディフェンス力をシーズン終了まで保つことができるのか。2019-20シーズン、“白い巨人”のサッカーは変わりつつあるのかもしれない。
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