長きにわたってバイエルンの攻撃陣を支えたロッベン(左)とリベリ(左) photo/Getty Images
「PSVに連れて来ようとした」
長きにわたってバイエルン・ミュンヘンの両翼を支えた2人のアタッカーが、昨夏揃って愛するクラブを去った。その2人とは元オランダ代表MFアリエン・ロッベンと元フランス代表MFフランク・リベリだ。
2人の名前をとって“ロベリ”との愛称で親しまれた名コンビ。ブンデスリーガを代表する両翼として名を馳せた強力タッグだっただけに、この退団で一時代の終焉を実感した人も多いだろう。ロッベンはそのまま現役を引退し、リベリはセリエAのフィオレンティーナへ移籍。このコンビ解消の知らせが多くのサッカーファンにとって辛い一報だったことは間違いない。
しかし、クラブこそ違えどこの2人が今季もタッグを組んでいる可能性があったと独『Sport Bild』が伝えている。同メディアによると、かつてバイエルンで彼らと共闘した元オランダ代表MFマルク・ファン・ボメル氏が、当時監督を務めていたエールディビジのPSVに2人を加入させようと画策していたという。これについて、ファン・ボメル氏は次のように語っている。
「私はロッペンとリベリをPSVに連れて来ようとしたんだ。彼らのように経験豊富なワールドクラスのスターは、その資質と模範的な振る舞いで若いチームの規範になれると思ったのさ。でも残念ながら2人の協力は得られなかったね。ロッペンはキャリアを終わらせたし、リベリはフィオレンティーナへ行くことを決めたんだ」
PSVといえば、昨夏には日本代表FW堂安律がフローニンヘンから加入したオランダの名門。ファン・ボメル氏の説得が成功していたとすれば、堂安はこの2人のスーパースターと共演を果たすこととなっていたのだろうか。
ファン・ボメル氏が明かした昨夏の舞台裏。同氏は成績不振によって昨年12月に監督解任の憂き目にあってしまったが、“ロベリ”が加入していれば少しはその状況も変わったかもしれない。
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