サウサンプトンのイングス photo/Getty Images
EURO2020へ待望論も
現在のイングランド代表は世界が羨むほどのタレント軍団となっており、代表監督ガレス・サウスゲイトもEURO2020直前までメンバー選考に悩むことになるだろう。
そんな中、英『90min』がすでに代表メンバーの地位を固めたのではと絶賛するのがサウサンプトンFWダニー・イングスだ。
イングランド代表の最前線といえば、2018ロシアワールドカップで得点王にも輝いたトッテナムFWハリー・ケインが絶対的な存在だ。ケインが負傷から回復することができれば、問答無用でケインがEURO2020を戦うイングランド代表のFW1番手になるだろう。
しかし同メディアは、ケインが回復してもイングスを1番手にしていいと考えている。イングスは今節のバーンリー戦でも得点を記録しており、これで今季リーグ戦では15点目だ。現段階でイングスより得点を奪っているイングランド人FWはレスター・シティFWジェイミー・バーディのみとなる。
とはいえバーディは1度代表引退を表明しているため、EURO2020に戻ってくるかは分からない。しかもイングスが所属するサウサンプトンは今季も一時残留争いに巻き込まれていたクラブで、現在も13位だ。決して盤石とは言えないチーム状況の中で15点も挙げているイングスの得点力は評価すべきだろう。
イングスはケインよりも機動力があり、同メディアはジェイドン・サンチョやラヒーム・スターリングらと攻撃ユニットを組ませることで相手の守備陣をスピードで混乱に陥れることができると考えている。最前線に構えるケインよりカウンターアタックのスピード感は増すはずで、これも1つのアイディアだろう。ペナルティエリア内での脅威はケインの方が上だが、イングスが調子を維持できるのであればEURO2020で重要な役割を任せるのも面白い。
他にはチェルシーFWタミー・エイブラハムも候補者だが、サウスゲイトは誰を軸に前線を考えているのか。さすがに現段階でイングスを1番手に据える大胆プランは描いていないかもしれないが、ケインの状況次第ではオプションとなってくるはずだ。
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