ウォルバーハンプトンのヒメネス photo/Getty Images
ビッグクラブでプレイできる実力者
メキシコ代表の一員として2012年のロンドン五輪を制してから約8年。ようやくコンプリート・ストライカーが全盛期の時を迎えている。
英『sky SPORTS』が完璧なストライカーと称賛するのは、ウォルバーハンプトンでプレイする28歳FWラウール・ヒメネスだ。
今季ウルブズは6位と奮闘しているが、やはり13得点を挙げているヒメネスの存在が大きい。188cmのサイズを活かしてボールを収めることもでき、チャンスメイクもこなす。ヨーロッパリーグも合わせると今季のヒメネスは16得点9アシストと大当たりだ。ビッグクラブでもプレイできるだけの素質を持った人材と言えよう。
ただ、ブレイクまでには少し時間がかかった。ヒメネスが初めて欧州五大リーグにチャレンジしたのは、2014年だ。アトレティコ・マドリードに移籍したのだが、マリオ・マンジュキッチやアントワーヌ・グリーズマンとライバルが多すぎた。僅か1年でポルトガルのベンフィカへ向かうことになったのだ。
アトレティコでの1年は失敗だったとも言えるが、ヒメネスは貴重な経験だったと振り返る。スタメンの機会が多くなくとも、学べることは多かったようだ。
「いつだって欧州トップリーグでプレイするのはフットボーラーの夢だった。
ベストプレイヤーたちと対戦したいものだし、アトレティコでの1年は今の僕を形成するうえで大きな助けとなった。初めて1人で暮らすことになったから難しかったけど、新たな人生に早々に適応したと思う。我慢し、たとえチャンスがなくともハードワークすることを学んだ」
その後ベンフィカで3年過ごし、2018年に現在のウルブズへ。リーガに続き、2度目の欧州五大リーグ挑戦へ踏み切ったのだ。今では高い評価を得るようになっており、プレミアリーグでもトップクラスのFWとなってきている。
チャンスメイクをこなせるあたりは、メキシコ人選手らしく器用だ。コンプリート・ストライカーとの表現も間違いではないはずで、ようやく迎えた全盛期といったところだろうか。
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