リヴァプールの南野 photo/Getty Images
代わりにベンチ外となった選手がいた
日本のサッカーファンを大興奮させたFW南野拓実のリヴァプール移籍から2ヶ月半。まだポジションを確保したわけではないが、序列は上がってきているのかもしれない。
その可能性を指摘したのは、英『Express』だ。指揮官ユルゲン・クロップの中で南野の評価が上がってきている感覚があるのだという。
理由は、延長戦の末に敗れた11日のアトレティコ・マドリードとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグにある。このゲームで南野は途中出場を果たしているが、代わりに1人のMFがメンバー外となっていたのだ。
その選手とは、MFナビ・ケイタだ。同メディアはケイタが負傷でメンバー外となったわけではなく、クロップの構想から漏れたためと分析している。
ケイタは2018年夏にライプツィヒから加わった選手だが、まだポジションを確保できていない。ジョーダン・ヘンダーソン、ファビーニョ、ジョルジニオ・ワイナルドゥムなど中盤にはライバルが多いのだ。
そこに今は南野も絡んできた。南野は得点が欲しい際にインサイドハーフをこなすことも可能と考えられている。試合途中からケイタを出すよりは、南野を入れる方が得点の匂いがするのは事実だ。
現在は新型コロナウイルスの影響でプレミアリーグも延期となっているが、同メディアは仮にシーズンが続いてリヴァプールのリーグ制覇が決まった場合、南野がテストされる機会が増えてくるのではないかとも予想している。
もちろん南野もまだスタメン確保には遠い状態だが、ケイタを序列で上回れたのならば大きな一歩だ。本当の勝負は来季からだが、南野はクロップの信頼を勝ち取っていけるか。
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