バルセロナのコウチーニョ photo/Getty Images
移籍金に見合う活躍とはならず
1億ユーロ以上の移籍金を支払ったとしても、成功が保証されているわけではない。バルセロナは今その感覚を痛いほど理解しているのではないか。
現在のバルセロナは2人の1億ユーロプレイヤーをどうしていくかで悩んでいる。バイエルンにレンタル移籍中のMFフィリペ・コウチーニョ、負傷離脱が続いているFWウスマン・デンベレだ。
英『90min』は2人が初の「失敗1億ユーロプレイヤーになるのでは」と取り上げているが、コウチーニョもデンベレも移籍金額に見合う働きはできていない。
2018年冬に加わったコウチーニョは左ウイング、さらにはアンドレス・イニエスタの後継者的立場で活躍されることが期待されていたが、結果は失敗。バルセロナのスタイルにフィットせず、バイエルンへ向かうことになってしまった。
バルセロナは獲得に1億6000万ユーロも支払っており、その金額から考えると大失敗との表現がふさわしい。
デンベレの場合は才能こそ申し分ないが、負傷が多すぎる。筋肉系の故障が連続しているのは気がかりで、癖になっているところがある。こちらも獲得に1億500万ユーロを投じたが、それに見合うパフォーマンスではない。
2人揃って失敗となってしまうのは残念だが、バルセロナの補強プランがスムーズに進んでいないのは間違いない。昨夏にもアトレティコ・マドリードからFWアントワーヌ・グリーズマンを1億ユーロ超えの移籍金で獲得したが、こちらもやや状況が怪しい。
立て続けに1億ユーロ超えの補強を実現しながら、それらが全て空回ったようになっているのは残念だ。
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