アトレティコ時代のアグエロ photo/Getty Images
アトレティコで指導
現在マンチェスター・シティでエースとして活躍するFWセルヒオ・アグエロは、ゴール前での動き出しもパーフェクトな超ワールドクラスのストライカーだ。
しかし、アグエロとて初めから完璧だったわけではない。
アグエロは2006年にアルゼンチンのインデペンディエンテを離れてスペインのアトレティコ・マドリードへ移籍したが、その時アトレティコを指揮していたのがアギーレだった。
英『Manchester Evening News』によると、アギーレはアグエロの「ボールを持っていない時の動き」を口酸っぱく指導してきたという。ボールを持てば一流なのだが、ボールを持っていない時は蚊帳の外状態となっていたからだ。
「セルヒオはボールを持てばチーム最高だった。だが、ボールを持っていない時はファンのようにゲームを見ている。セルヒオ、ボールを持っていない時もチームを助けなければいけないと伝えたよ。相手がボールを持っているなら、リカバリーするために走らないといけない。こちらがボールを持っているなら、スペースを生み出すために動き出さないといけない。ボールを待っていてはダメだと」
FWの選手はボールを保持できる時間より、ボールを持っていない時間の方が圧倒的に長い。良い位置でボールを受けるには適切に動き出す必要があり、若い選手たちにとってオフ・ザ・ボールの動きは重要な改善点となる。
今やアグエロは動き出しもパーフェクトなストライカーになっているが、そこにはアギーレの指導も絡んでいたようだ。
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