現在はレアルで活躍を続けるヴァラン photo/Getty Images
次々と名手が生まれる
フランスの国内リーグからは優秀なタレントが数多く輩出されているが、今回英『Squawka』が目をつけたのはフランス2部に所属するRCランスだ。
2015-16シーズンからは2部での戦いが続いているが、ランスは優秀なタレントを次々と輩出してきた育成上手なクラブでもある。
例えば、現在トッテナムでプレイするサイドバックのセルジュ・オーリエもランスの下部組織出身者だ。ランスからキャリアをスタートさせ、そこからトゥールーズを挟んでパリ・サンジェルマンにステップアップを果たしている。
他にも世代が近いプレイヤーでは、レアル・マドリードDFラファエル・ヴァラン、バレンシアMFジョフレイ・コンドグビア、ドルトムントFWトルガン・アザールもランスの下部組織で共にプレイしていた時期がある。
ヴァランは2010年にランスのトップチームでキャリアをスタートさせ、その1年後にはレアルへ移籍。そこからの活躍はご存知の通りで、今や世界を代表する名センターバックとなった。
他にはトッテナムなどで活躍した左サイドバックのベノワ・アス・エコトもランスの下部組織に10年間所属していた経歴を持つ。カメルーン代表でプレイしたアス・エコトも、ランスでの活躍からトッテナムに引き抜かれている。
ミランで本田圭佑とも一緒にプレイした現ベンフィカFWアデル・ターラブトもランスの下部組織出身だ。ターラブトもアス・エコトと似た時期にトッテナムへ移籍しており、ランス出身プレイヤーはちょっとした人気者だったようだ。
下部組織出身ではないが、2002日韓ワールドカップで活躍した元セネガル代表FWエル・ハジ・ディウフ、現レアル・マドリードGKアルフォンス・アレオラ、セビージャやバルセロナで活躍したMFセイドゥ・ケイタもランスで大きく伸びた選手たちだ。ケイタもランスで150試合以上プレイした後、セビージャに引き抜かれている。
こうした育成を得意とするクラブが多いのもフランスの特徴で、今後もフランスの国内リーグから続々と興味深いタレントが出てくることだろう。
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