レアルのクロース photo/Getty Images
ゲームコントロールの姿勢はよく似ている
マンチェスター・ユナイテッドを長く支えてきたMFポール・スコールズといえば、中盤から長短自在のパスでゲームをコントロールすることを得意としてきた選手だ。
ブレることのないパス精度に加え、時折ミドルシュートでゴールを急襲することもできる。
この疑問にスコールズ本人が答えているのだが、英『Daily Mirror』によるとスコールズが挙げた人物は2人。まず1人はレアル・マドリードMFルカ・モドリッチだ。
「私はモドリッチのようにプレイしていたと思いたいね。違いとしては、彼のほうが私よりも速くて相手を突破できる。ただ、ゲームをコントロールする部分には特徴がある」
スコールズはこのようにコメントしているが、確かにモドリッチの方がボールを前へ運ぶ能力に優れている。小柄なMFという点は共通の部分だが、全く同じというわけではないか。
マンUで活躍したスコールズ photo/Getty Images
そしてスコールズが挙げたもう1人が、同じくレアル・マドリードのMFトニ・クロースだ。こちらはモドリッチ以上にスコールズと似ているのではないか。中盤の底からゲームをコントロールすることを得意とし、パス精度も現役プレイヤーの中でトップクラスだ。
スコールズは「パサーとしてゲームをコントロールするプレイヤーならばよりクロースに近い。2人から選ぶならば、モドリッチよりクロースだと思う」と語っている。
フィジカルバトルはなるべく避け、時折攻め上がってミドルシュートも決める。ここもスコールズが思うクロースとの共通点になっているようだ。
クロースは以前にも何度かマンUからの関心が伝えられてきた選手で、仮に加入していればスコールズ2世と扱われていたのは間違いない。今のマンUにはスコールズほど中盤からゲームをコントロールできる選手がいないため、クロースを獲得できていれば最高のシナリオだったか。
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