インテルのルカク photo/Getty Images
もっと評価されるべき大型FW
パワー、サイズ、スピードと、全てトップクラスなのに適切な評価を得ていないストライカーがいる。
英『TalkSport』が「世代で最も過小評価されているストライカー」と取り上げたのは、今季インテルで躍動するベルギーの大型FWロメル・ルカクだ。
ルカクは13日に27歳の誕生日を迎えたのだが、同メディアが目をつけたデータが2つある。まず1つは、今年の2月にルカクが達成した「インテル史上最速での20ゴール」だ。
昨夏にマンチェスター・ユナイテッドからインテルに移籍したルカクは、ラウタロ・マルティネスとのコンビからゴールを量産。2月時点で加入後20ゴールを記録したのだ。エルナン・クレスポやアドリアーノ、ディエゴ・ミリートらクラブのレジェンドFWを上回っての史上最速記録となり、これはもっと評価されるべきことだ。
そしてもう1つ。それは「プレミアリーグ通算100ゴール達成までにかかった試合数」だ。ルカクはエヴァートンやマンUの選手としてプレミアリーグを戦ってきたが、100ゴール達成までに要した試合数は216試合となっている。
これはプレミア史上12番目の記録となっており、ディディエ・ドログバ(220試合)やウェイン・ルーニー(247試合)よりも速いのだ。トッテナムFWハリー・ケイン(141試合)、マンチェスター・シティFWセルヒオ・アグエロ(147試合)には及ばないが、それでもルカクの数字は印象的だ。
しかもルカクの場合はプレミアでのゴールの大半が中堅クラブ・エヴァートンでのものとなっており、アグエロらに比べてゴールを奪うのが難しい環境にあったと考えることもできる。
大舞台に弱いと批判を受けることもあり、マンUでも期待に100%応えたわけではない。
191cmのサイズを活かして相手センターバックをねじ伏せることができ、大型ストライカーに似合わぬスピードまで備えている。ルカクはもう少し高く評価されるべき選手と言えそうだ。
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