シュツットガルトでプレイしていたヴェルナー photo/Getty Images
現在もトップレベルで活躍する者が多数
安価な移籍金で獲得し、その選手を高値で売却する。中堅クラブにとっては、これが理想的なビジネスだ。
そのモデルを上手く続けているクラブとして英『Squawka』が特集したのは、現在日本代表MF遠藤航が所属しているドイツ2部のシュツットガルトだ。
近年もシュツットガルトは優秀な選手をトップクラブへ売却する流れを継続しているが、輩出してきた選手たちが非常に豪華なのだ。
1.ベルント・レノ(アーセナル/GK)
現アーセナル守護神のレノはシュツットガルトの下部組織で育ち、その後レヴァークーゼンに800万ユーロの移籍金で移籍。
シュツットガルトは下部組織も結果を残しており、レノもその1人ということになる。
2.アントニオ・リュディガー(チェルシー/DF)
レノと同じくドイツ代表DFリュディガーもシュツットガルトの下部組織を経てトップチームデビューを果たしている。その後2015年にローマへ900万ユーロの移籍金で移籍。
スピードとパワーの両方を備えており、今ではプレミアリーグでも通用するレベルのセンターバックへと成長している。
3.バンジャマン・パヴァール(バイエルン/DF)
シュツットガルトのような中堅クラブにとって、ドイツの名門・バイエルンのようなクラブはお得意先だ。
フランス代表DFのパヴァールは2016年にリールから500万ユーロで獲得し、その3年後にバイエルンへ3500万ユーロで移籍することに。シュツットガルトにとっては大きすぎるビジネスだ。

シュツットガルトで成長したケディラ photo/Getty Images
4.サミ・ケディラ(ユヴェントス/MF)
長くドイツ代表で活躍したケディラもシュツットガルトのユース出身組だ。同メディアも欧州で最も過小評価されていたMFの1人とケディラを称えるが、その気の利いたハードワークはレアル・マドリードやユヴェントスの助けになってきた。
シュツットガルトでのデビューから4年後、レアルに1200万ユーロの移籍金で移籍。リュディガーやレノと同じく効果的な売却と言えよう。
5.セルジュ・ニャブリ(バイエルン/FW)
ユース組はまだ続く。アーセナルへ移籍した際の移籍金は安価なものだったが、シュツットガルトのユースが生んだ逸材として紹介されている。
今ではドイツ代表の新たなエース候補となりつつあり、イングランドでの苦労を経てワールドクラスのプレイヤーに変化を遂げている。
6.フィリップ・コスティッチ(フランクフルト/MF)
今ではフランクフルト屈指のチャンスメイカーとなっているコスティッチは、2014年にオランダのフローニンヘンから600万ユーロでシュツットガルトへ移籍。そこで初のブンデスリーガを経験し、2016年にはハンブルガーSVに1400万ユーロの移籍金で移籍している。
今ではフランクフルトの顔となりつつあるコスティッチを、シュツットガルトは約2倍の金額で売却することに成功したわけだ。
7.ティモ・ヴェルナー(ライプツィヒ/FW)
現在ブンデスリーガで1、2を争う注目プレイヤーとなっている快速FWヴェルナーも忘れてはならない。
ヴェルナーもシュツットガルトのユースで育った選手で、2016年にライプツィヒが1400万ユーロで引き抜いている。
今ではチェルシー移籍案も浮上し、ワールドクラスのスターになりつつある。シュツットガルトのユースが生んだ最高の才能となる可能性もあるだろう。
こう見ると、現在もトップレベルで活躍しているタレントが多い。育成上手なクラブと言えるはずで、今後もシュツットガルトから出てくるタレントには注目だ。
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