バルセロナのグリーズマン photo/Getty Images
実力を考えればまだやれるとの批判もあるが
バルセロナが彼を獲得したのは間違いだった。昨夏鳴り物入りでアトレティコ・マドリードから加入したフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンに対して、こんな声が大きくなってきている。
獲得から1年も経過しないうちに判断するのは早すぎるかもしれないが、移籍金に1億ユーロ以上を投資した以上、グリーズマンは即戦力として早期の活躍を期待されていたはず。それだけに、現状に対してファンが不満を抱くのも無理はないだろう。ここまでリーグ戦8ゴール4アシストは悪くこそないが、彼の実力を考えれば物足りない数字だと言える。
しかし、キケ・セティエン監督はそんなグリーズマンを擁護する。現地時間16日に行われたレガネス戦後、指揮官は“悩めるレフティー”について次のように語った。
「選手がピッチ内でプレイするのは決して簡単なことではないんだ。特にグリーズマンはセンターフォワードでの出場が続いているから尚更だよ。対応しきるのはかなり難しいことと言える。その中でグリーズマンは今夜良い仕事をしたと思うよ。取り消されこそしたが、ゴールネットを揺らした。今後も彼は我々にとって重要な戦力であり続けるだろうね」
なかなか思うような結果を残せない状況が続いているものの、緊急事態によるセンターフォワードでの起用が続いているだけにそれは責められないとセティエン監督は考えているようだ。
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