フランクフルトの長谷部 photo/Getty Images
指揮官が絶賛する和製ベッケンバウアー
フランクフルトで“日本の皇帝”の居場所がまた用意されるようになった。今季はウインターブレイクから4バックを採用する機会も増えていた同クラブ。
しかし、リーグ戦再開後まもなくしてアディ・ヒュッター監督は再び3バックの採用に踏み切る。すると、そこから長谷部の存在感も再び大きなものとなり、今ではまたチームに欠かせない存在として36歳は機能している。4バックはなかなか結果が出なかったフランクフルトだが、3バックへ回帰してからはリーグ戦6試合を戦って4勝1分1敗と好成績を残している。
そんなシステム変更が幸いしたフランクフルトだが、なぜヒュッター監督はこの決断に至ったのだろうか。ファンとしては気になるところだが、その理由はなんと長谷部が大きく関わっていたのだという。リーグ戦第33節ケルン戦前の会見にて、指揮官は今季ここまでを振り返るとともに3バックに移行した理由を次のように語った。独『SGE4EVER.de』が伝えている。
「シーズン前半戦は物事がうまくいかず、何かを変えなければいけないと感じていたんだ。(ウィンターブレイクが明けた後の)ホッフェンハイム戦に勝利し、ライプツィヒにも2度勝った。だから4バックのへの移行が正しかったことは証明されたと思う。だけど、我々はフレキシブルに戦わなければならないんだ。
「マコトは今でも非常に高いレベルでプレイすることができる選手だ。パーフェクトなプロフェッショナルであり、優れた戦術眼とルーティーンを持っている。重要な役割を担っているし、彼は我々にとって絶対的なキープレイヤーだよ。とても心強い存在だ。彼が私のチームにいてくれて、さらに契約を2021年まで延長してくれたことをありがたく思うね」
36歳を迎えながらも指揮官から全幅の信頼を寄せられる長谷部。フランクフルトではFW鎌田大地の活躍も注目されているが、昨季チームを引っ張ったベテランは今でも渋く輝いている。
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