バイエルンへの加入が発表されたサネ photo/Getty Images
「まだトップレベルではないかも……」
バイエルン・ミュンヘンに頼もしいサイドアタッカーがやってきた。同クラブは3日、マンチェスター・シティからドイツ代表FWレロイ・サネの獲得を発表。
ドイツの絶対王者が念願の一流ウインガー確保に成功している。
近年は怪我がちだったものの、万全の状態であれば抜群のスピードを駆使した突破で敵陣を切り裂くサネ。かねてより獲得を望んでいたとされる実力者だけに、バイエルンはこの取引にさぞ満足していることだろう。
そんな古巣の補強には、かつてバイエルンでプレイした元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(現アンタルヤスポル)もご満悦のようだ。独『Sky Sport』に対して、同選手はサネを“最高の選手”と称賛。しかし、その一方でまだ24歳の若者には経験の面で少しだけ不安が残るとも話す。
「バイエルンは最高の選手を獲得した。サネは素晴らしい選手だよ。もちろん、さらに成長する可能性がある。だけど、まだトップレベルではないかもね。彼にはまだあと少しの経験が必要だ。代表やEURO、そしてワールドカップにおける経験がね」
その実力に申し分はないものの、ポドルスキはサネの大舞台での経験の少なさが少しだけ気がかかりなようだ。
とはいえ、マンチェスター・シティで残した実績は確か。フィジカルコンディションさえ戻れば、サネはバイエルンで素晴らしいパフォーマンスを披露してくれることだろう。ドイツの絶対王者に加わった24歳の“新たな旅”には今後注目していきたいところだ。
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