シェフィールドの躍進に貢献したスティーブンス photo/Getty Images
英メディアが選定
2020-21シーズンのプレミアリーグも残り1試合。新型コロナウイルスの影響により長期間にわたってのリーグ戦中断というアクシデントもあったが、なんとか全日程を消化できそうだ。
そんななかで、英『sportskeeda』がスポットライトを当てたのは左サイドバックだ。モハメド・サラーやリヤド・マフレズ、アダマ・トラオレといった強力な右サイドのアタッカーを相手にしつつ、自軍の攻撃にも参加しなければいけない同ポジションの選手たち。チーム内で最もタフな役割を任されると言っても過言ではないだろう。では、その中でも最も優秀だった左SBは誰なのか。同メディアはトップ5を選定している。
5位 パトリック・ファン・アーンホルト(クリスタル・パレス)
まず5位にランクインしたのはクリスタル・パレスのパトリック・ファン。アーンホルトだ。今季は現時点で14位となかなか奮わなかった同クラブだが、その左サイドで彼が見せた安定感は特筆に値すると同メディアは高評価。また、攻撃面でも3ゴールを挙げたことはチームを助けたとその貢献度は見逃せないものがあった。
4位 エンダ・スティーブンス(シェフィールド・ユナイテッド)
4位は昇格組ながらここまで8位と躍進するシェフィールドのエンダ・スティーブンス。29歳と決して若くはないが、類稀なるボールテクニックで相手を翻弄。対峙した選手を嘲笑うかのような股抜きは数々のプレミアファンを唸らせたことだろう。守備力も水準以上で、同メディアは「スティーブンスはチームにとって大きな財産だった。

今回のランキングでトップを獲得したリヴァプールのロバートソン photo/Getty Images
3位 リュカ・ディーニュ(エヴァートン)
そんな中でトップ3に食い込んだのはエヴァートンのリュカ・ディーニュだ。長年同クラブの左SBを務めていたレイトン・ベインズの後を受けて昨季からレギュラーポジションを確保している同選手。かねてより評価は高かったが、今季は守備面での成長が光り1試合につき2回以上のタックルを記録している。左足の精度だけではなくなってきた27歳には来季も注目したいところだ。
2位 ベン・チルウェル(レスター・シティ)
現時点でこそ5位に後退しているが、今季のプレミアでサプライズとなったレスターで躍動したチルウェル。もはや定番と言ってもいいかもしれないが、今季もその評価を維持している。持ち前の攻撃力で左サイドを支配し、ここまで関与したゴールは実に「6」。守備力に不安が残る面こそあったものの、「それを含めての2位だ」と同メディアは圧倒的だったオフェンス面を高く評価している。
1位 アンドリュー・ロバートソン(リヴァプール)
そして1位はやはりこの男。今季30年ぶりのリーグ優勝を果たしたリヴァプールで不動の存在だったアンドリュー・ロバートソンだ。同クラブでは逆サイドのトレント・アレクサンダー・アーノルドに注目が集まったが、この男の働きも見逃せないものがあった。絶え間なく左サイドを上下動し、守備でもチームに貢献したロバートソン。彼なくしてリヴァプールの優勝はなかったといっても過言ではないだろう。
攻撃に守備に走り回った左SBの実力者たち。人によって細かい順位に変動はあるだろうが、概ね納得の結果と言えるのではないだろうか。来季はこの順位にどのような変動が見られるか。今から楽しみでならない。
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