今季のJ1リーグ第6節よりベルマーレのゴールを守っている谷 photo/Getty Images
リーグNo.1のスタッツとは
ガンバ大阪U-23や同クラブ・トップチームでのプレイを経て、今季開幕前に期限付き移籍という形で湘南ベルマーレに加わったGK谷晃生。7月22日に行われたJ1リーグ第6節(鹿島アントラーズ戦)で今季初のスターティングメンバー入りを果たすと、終始安定したセービングを披露。
直近のリーグ戦4試合連続でベルマーレのゴールを守っている谷の特筆すべき点は、クロスボールへの対応が的確なこと。同選手は今季のJ1リーグで8回のパンチング成功数を記録しており、これは同リーグ全18クラブのGK中トップの数値(データサイト『Sofa Score』より)。クロスボールの軌道や落下地点の予測が精確であり、タイミングの良い飛び出しでハイボールを難なく処理する谷の堅実なプレイぶりが表れているスタッツと言えるだろう。
また、同選手は今季のJ1リーグ1試合あたり4.8回というセーブ数を叩き出しており、こちらも同リーグトップの数値(『Sofa Score』より)。計19回のセーブのうち自陣ペナルティエリア内で放たれたシュートへの反応が15回というデータからも分かる通り、至近距離からのシュートに滅法強い。今月9日に行われたリーグ第9節(サンフレッチェ広島戦)の後半でもレアンドロ・ペレイラや森島司の鋭いシュートを防ぐなど、獅子奮迅のパフォーマンスを見せていた谷だが、リーグ戦で最下位に低迷中のベルマーレに今後も活力をもたらせるだろうか。この19歳の若武者の更なる成長に期待したいところだ。
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