ポーランド代表でも定位置を掴んでいるケジオラ photo/Getty Images
現状は鉄板となれる存在がいない
今夏ASローマが補強すべきポジションはどこか。いくつかあることは間違いないが、おそらくその中でもサイドバックは優先的に強化をしていくべきだろう。
特に右サイドは難しい。リーグ戦再開後はブルーノ・ペレスやダビデ・ザッパコスタが同ポジションを務めたが、どちらも来季戦力になるかは難しいところ。前者は時に攻撃面で光るものを見せるが、ディフェンスに関しては不安要素が残り、後者はチェルシーからレンタルしていた選手でその去就は不透明だ。
となれば、頼るべきはレンタルバック組。ファンが期待を寄せるのは、間違いなくバレンシアに出されていたアレッサンドロ・フロレンツィだろう。しかし、シーズン前半戦にフォンセカ監督の信頼を勝ち得なかったカピターノには逆風が吹いている。3バックを採用したことでより攻撃力を活かせるとの考え方もあるが、指揮官からの評価はいまだ変わらず今夏放出が有力との噂も浮上している。
リック・カルスドルプも来季チームに残るかは微妙だ。今季フェイエノールトで調子を取り戻した同選手。本人は残留を希望しているようだが、ローマは彼のことをトレード要員とみなしていると複数現地メディアが報じている。彼もかなり期待された選手だったが、ローマでの生き残りは難しいか。
そんな状況だけに、やはりローマは新たな右SBを連れてくる可能性が高い。そう報じたのは伊『calciomercato』で、同メディアはジャッロロッシがウクライナで活躍する26歳に熱視線を送っていると伝えている。
その26歳とはディナモ・キエフに所属するポーランド代表DFトマシュ・ケジオラだ。今季サイドを起点としたオフェンスに強みを持っていたD・キエフの中で、しっかりと右SBの定位置を確保していた同選手。攻守のバランスに優れたプレイヤーで、同メディアは即戦力と彼のことを評価している。キャリア初期段階には左SBやCBとしてもプレイした経験があり、緊急時に役立つユーティリティ性も魅力のひとつと言えよう。
ポーランド代表でも定位置を獲得している26歳。はたして、ローマは“SB問題”を解決するため今夏ケジオラを確保することができるのだろうか。オーナーが交代する最初の夏、ジャッロロッシは積極補強でスカッド強化を図りたい。
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