パルチザンの浅野 photo/Getty Images
欧州五大リーグ以外のサムライにも注目
最近も室屋成がドイツのハノーファーへ、遠藤渓太が同じくドイツのウニオン・ベルリンへ移籍するなど、やはり欧州五大リーグへ移籍した選手は話題になる機会が多い。
しかし、五大リーグ以外の環境で奮闘を続けるサムライのことも忘れてはならない。
8月よりスタートしたセルビア国内リーグにおいて、見事なロケットスタートを切ったのがパルチザン・ベオグラードに所属するFW浅野拓磨だ。
昨季はリーグ戦23試合に出場して4得点の成績に終わったが、今季は開幕からしっかりとポジションを確保。
22日に行われた第5節のインジャ戦ではハットトリックを記録し、早くもリーグ戦での得点数は昨季を超える6得点に達した。
序盤とはいえ、リーグの得点ランクでも首位に躍り出ている。セルビア『Vesti Online』は浅野のことを「パルチザンのジャガー」と呼んでおり、ゴールを決めた際に見せるジャガーのパフォーマンスはセルビアの方でも浸透しているようだ。
浅野は2016年にアーセナルと契約を結び、その後はドイツのシュツットガルト、ハノーファーでプレイしてきた。欧州五大リーグへ向かうタイミングは早い方だったが、残念ながら結果を残せなかった。
セルビアの国内リーグはブンデスリーガやプレミアリーグとは比較できないが、それでも国内の名門パルチザンで活躍できているのは見事だ。
25歳という年齢を考えれば、パルチザンでの活躍次第でもう1度欧州五大リーグで戦うチャンスがくる可能性もある。
日本代表にも今のパフォーマンスを持ち込んでほしいところで、パルチザンのジャガーにはさらなる爆発を期待したい。
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