セリエAの得点王に3度輝いたインモービレ photo/Getty Images
残りのキャリアをラツィオ へ捧げる?
ラツィオに所属するイタリア代表FWチーロ・インモービレの愛するクラブとの旅は、まだまだ続くこととなりそうだ。
現在30歳のインモービレはユヴェントスでプロとしてのキャリアをスタートさせると、トリノやドルトムント、セビージャなどを経て、2016年夏にラツィオへ移籍した。
ラツィオ加入初年度からリーグ戦36試合に出場し、23ゴール3アシストの活躍。翌2017-18シーズンもその勢いはとどまるところを知らず、前シーズンを上回る29ゴールを記録し、セリエAの得点王に輝いた。さらに、4年目を迎えた2019-20シーズンには、リーグ最多得点記録タイとなる36ゴールをゲット。あのクリスティアーノ・ロナウドを抑えて、トリノ時代をあわせると自身3度目となる得点王の栄冠を手にしたのだ。なお、36ゴールは欧州5大リーグを見ても、2019-20シーズンのトップとなっている。
今やセリエAナンバー1というだけでなく、欧州を代表するストライカーへと登り詰めたインモービレ。こういった活躍もあり、今夏の移籍市場ではいくつかのクラブからの関心が噂されている。戦力外通告を言い渡したルイス・スアレスの代役として、バルセロナがリストアップしたとの報道の他に、ナポリやリヴァプールなども興味を示している状況だ。
しかし、インモービレは残りのキャリアをラツィオへ捧げようとしているのかもしれない。伊『sportitalia』のジャーナリストで、移籍に精通しているアルフレッド・ペドゥラ氏によると、現在ラツィオと2023年までの契約を結んでいるインモービレだが、2025年までの新契約締結が目前とのことだ。さらに、この契約には1年間の延長オプションが組み込まれており、36歳までラツィオでプレイする準備を進めているという。
若い頃はなかなか一つのクラブに腰を落ち着かせることができず、様々なクラブを転々としてきたインモービレだが、ようやく“我が家”と言えるクラブを見つけることができた。その絆は、やはり切っても切れないものに違いない。
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