ブレーメンのタヒス・チョン photo/Getty Images
大迫勇也との絡みも楽しみ
元オランダ代表FWアリエン・ロッベンと比較される選手は数多く、今季よりバイエルンでプレイするドイツ代表FWレロイ・サネ、ナイジェリアのロッベンなんて呼び名もあるビジャレアルFWサミュエル・チュクウェゼなど、右サイドを主戦場とするレフティーアタッカーはロッベンと比較される運命にある。
実は今季のブンデスリーガには、もう1人ロッベンと比較されている者がいる。
タヒス・チョンは今夏にマンチェスター・ユナイテッドからレンタルでブレーメンに加わった20歳のレフティーアタッカーで、出場機会を求めて大迫勇也も所属するブレーメンにやってきたわけだ。
開幕節のヘルタ・ベルリン戦は1-4と敗れてしまったが、タヒス・チョンは先発で63分までプレイ。ひとまず出場機会を得るという目的は達成できた。
ブンデスリーガ公式もオランダの世代別代表に選ばれ続けてきたタヒス・チョンには「キュラソーのロッベン」として大きな期待をかけているが、タヒス・チョン自身もロッベンに憧れていると語る。
「ロッベンとの比較は大きな誇りだよ。ロッベンは紛れもなくビッグプレイヤーだからね。小さい頃は彼のゲームを見ていたよ。ロッベン、ライアン・ギグス、リオネル・メッシらをリスペクトしていた。だからこそ比較は誇りだけど、そのレベルに達するためには大きくステップアップしないとね。全盛期のロッベンは最高のウイングの1人だったから、道のりは遠いよ」
タヒス・チョンには大迫とのコンビネーションにも期待がかかる。昨季のブレーメンは降格の一歩手前まで追い詰められており、タヒス・チョンのような新戦力は貴重だ。
果たして数年後にタヒス・チョンはキュラソーのロッベンの呼び名にふさわしい選手となっているのか。フェイエノールトのユースで技を磨いてきた少年のブンデスリーガ挑戦が始まった。

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