バルセロナで得点力発揮してきたスアレス photo/Getty Images
優勝には得点感覚抜群のFW欠かせない
ディエゴ・シメオネ率いるアトレティコ・マドリードのキーワードは、常に「守備」だ。安定した守備が成功へのベースとなってきた。
しかし、そのスタイルを完成させるにはゴール前で驚異的な得点能力を放ってくれるストライカーが必要なのだ。ただ守るだけでは勝利を挙げることはできず、どこかのタイミングでゴールを奪いに行かなければならない。
限られたチャンスを活かしてくれるラダメル・ファルカオ、ジエゴ・コスタ、アントワーヌ・グリーズマンといったストライカーたちがアトレティコに成功をもたらしてきたわけだが、今夏ついに大物ストライカーがアトレティコへやってきた。
バルセロナから獲得したルイス・スアレスだ。33歳とベテランの領域に入っているものの、ゴール前での勝負強さは相変わらずだ。リーガ・エスパニョーラの環境も熟知しており、アトレティコにとってこれほど大きな補強はない。
スペイン『as』も、シメオネがスアレスに「ファルカオ風」の働きを期待していると取り上げている。
「我々がファルカオ、コスタ、グリーズマンといった非常に優れた選手たちを抱えていた時は幸運だった。スアレスにも同じことを望むし、我々は昨季の成績を超えられる」
シメオメもこのように期待している。バルセロナに比べるとシュートチャンスはかなり少なくなるだろう。それでもスアレスなら限られたチャンスを活かせるはず。目指すはアトレティコ1年目からのリーグ制覇だ。