エヴァートンのキャルバート・ルーウィン photo/Getty Images
得点力が一気に開花
突然何があったのだろうか。名将カルロ・アンチェロッティの下で、突如覚醒したストライカーが大きな話題を呼んでいる。
9月30日のリーグ・カップ4回戦でウェストハム相手にハットトリックを記録したエヴァートンFWドミニク・キャルバート・ルーウィンである。
キャルバート・ルーウィンがハットトリックを達成するのは、19日のWBA戦に続いて早くも今季2回目だ。
WBA戦を含めリーグ戦の方では3試合連続得点をマークしており、キャルバート・ルーウィンこそプレミア開幕直後最大のサプライズプレイヤーと言えよう。
興味深いのは、アンチェロッティ就任後の急成長だ。
アンチェロッティは昨季途中の12月21日にエヴァートンの指揮官に就任したが、キャルバート・ルーウィンはそこからリーグ戦の残り試合で8得点を記録。
今季の成績も含めると、アンチェロッティの下では26試合に出場して16得点とかなりハイペースで得点を積み重ねているのだ。
前任のマルコ・シウバの下では54試合に出場して13得点止まりだったのだが、アンチェロッティがキャルバート・ルーウィンに魔法をかけたということだろうか。
今夏にはアンチェロッティがレアル・マドリードで指導してきたチャンスメイカーのハメス・ロドリゲスも加わったため、キャルバート・ルーウィンら前線のプレイヤーにチャンスボールが飛んでくる可能性は高くなっている。
昨季のキャルバート・ルーウィンはリーグ戦13得点でフィニッシュしていたが、今季は早くも5得点。一気に数字を伸ばしてリーグ戦20得点を達成したいところで、イングランド世代別代表でプレイしてきた23歳のキャルバート・ルーウィンにとって今季は特別なシーズンとなるかもしれない。
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