バルセロナのブスケッツ photo/Getty Images
システムは噛み合うか
開幕前はリオネル・メッシ退団説などネガティブな話題ばかり続いていたが、ロナルド・クーマン体制となったバルセロナは開幕からリーグ戦2連勝を記録した。
それもビジャレアルに4-0、セルタに3-0と恐ろしいほど安定している。
リオネル・メッシ、アントワーヌ・グリーズマン、フィリペ・コウチーニョ、そして2戦連続弾と絶好調の17歳FWアンス・ファティで構成される攻撃陣は魅力たっぷりだが、他にも注目すべきポイントがある。
それはMFセルヒオ・ブスケッツの位置だ。クーマンは[4-2-3-1]のシステムを選択しており、中盤ではブスケッツとフレンキー・デ・ヨングがペアを組んでいる。
[4-3-3]の場合はブスケッツがアンカーの位置で守備をこなしていたが、デ・ヨングが隣にいることで負担も変わってくる。スペイン『MARCA』はダブルボランチになることでベストなブスケッツが引き出せると信じているのだ。
まだ手探りの部分もあるが、ブスケッツも「守備の面で僕の隣にチームメイトがいるのは良いことだし、攻撃面でもより自由にやれる」と手応えを口にしている。
スペイン代表ではシャビ・アロンソと中盤でコンビを組んでいた時期もあり、同メディアはバルセロナでそれの再現が起きることを望んでいる。
ブスケッツとデ・ヨングのフィルターが機能すれば、守備は安定してくるはず。バルセロナの守備が本物か4日のセビージャ戦が1つのチェックポイントとなるだろう。
また今夏にはユヴェントスからMFミラレム・ピャニッチが加わっているため、ダブルボランチのところでピャニッチをローテーションさせる案も出てくる。
クーマンの下でもう1度ベストなブスケッツを見ることはできるのか。