レアルのモドリッチ photo/Getty Images
まだまだ衰えぬ中盤のテクニシャン
白い巨人の中盤に長く君臨してきたベテランMF影響力は、この先もまだまだ衰える事などないのか。レアル・マドリードに所属するクロアチア代表MFルカ・モドリッチへ、かつての同僚がこれでもかと称賛の言葉を送っている。
2012年夏の移籍市場にて、トッテナムからレアルへとやって来たモドリッチ。加入当初はそれほど出場機会を得られなかたものの、このMFは次第にチームの中で影響力を増大し今となっては白い巨人に必要不可欠な存在となっている。昨季序盤戦こそ、一時パフォーマンスに衰えが見え始めたとの指摘も受けたが、最終的には公式戦40試合に出場しチームのリーガ・エスパニョーラ制覇に貢献。30代半ばとなってもまだまだ主役級の活躍を披露している。
そんなモドリッチに対して、絶賛の言葉を贈るのがかつてトッテナムで3カ月間だけ同僚だった元ブルガリア代表FWディミタール・ベルバトフ氏だ。同氏は英『Betfair』に対して、この中盤戦士はあと数年はトップレベルでプレイできるとの評価を与えている。
「モドリッチはただフットボールをプレイしているんじゃない。彼はもはやレアル・マドリードと一緒に飛んでいるんだ。過去10年間における最高のMFを3人挙げるとすれば、彼はその中に間違いなく入ってくるだろう。ルカはイニエスタやシャビと同等の領域にいる。こうなったのは決して偶然ではないよ。バロンドールにおいて、メッシやクリスティアーノ・ロナウドの支配を打ち破ったこともね」
「もう35歳になるけれど、ゲームを読む能力さえ衰えなければルカは自分が満足するまでプレイできる。
優れた技術に加えて、クレバーなプレイも得意とするモドリッチ。フィジカル的な部分はこれから衰えていくのかもしれないが、彼はそれを補う思考力を備えた選手だとベルバトフ氏はクロアチア代表MFを評価している。
はたしてその評価通り、モドリッチは今後も長くレアルの中盤を支配し続けることができるのか。白い巨人に欠かせない中盤戦士の旅は、まだまだ終わりそうにない。