インテルのルカク photo/Getty Images
「コンテは最高の監督」
昨夏イタリアにやって来た怪物ストライカーは、カルチョの国でプレイしている現状に大きな満足感を得ているようだ。ネッラズーリに加入してから約1年、インテルに所属するベルギー代表FWロメル・ルカクがミラノで過ごす時間について語っている。
前所属のマンチェスター・ユナイテッドではなかなか思うような時間を過ごすことができていなかったルカク。プレミアで若いうちから期待をかけられていた逸材だったが、同選手はマンUで少し伸び悩んでいたと言っていいか。しかし、そんなタイミングで舞い込んだインテルからのオファー。この誘いが彼のサッカー人生を大きく変えた。
インテル移籍初年度となった昨季の同選手は、前線の絶対的な柱として公式戦51試合に出場。その中で34ゴールをも挙げる活躍を披露し、今やネッラズーリにとって欠かせぬ存在に。イタリアの地でこの怪物ストライカーは、ようやく自分の居場所を見つけ出すことに成功している。
そんなルカクが自信をインテルに誘ったアントニオ・コンテ監督や、自分を暖かく迎えてくれたインテルファンへの感謝を述べている。同選手はこれまでプレイしてきた国の中でも、イタリアこそが自分にとって最高の場所だと感じているのだという。英『Daily Mirror』が伝えた。
「僕にとって、コンテは父親のようなものだ。僕を最もよく理解している人と言っても過言じゃない。
「イタリアという国が大好きだ。今までプレイした中で一番気に入っているね。イタリアの人々は両手を振って、僕の加入を歓迎してくれた。競技面から言っても、イタリアのサッカーは本当に戦術的なんだ。自分とDFが同プレイするか、相手の位置によって自分がどうポジションを取るか、特定の状況下で自分はどう動くか。
その巨体頼みのプレイだけでなく、インテルに加入してからは戦術的な動きも身につけてストライカーとしてさらに成長を遂げたというルカク。はたしてこの怪物FWは昨季に引き続き、2020-21シーズンもイタリアでゴールを量産することができるのだろうか。27歳は今なお進化を続けている。