PSVへ移籍したゲッツェ photo/Getty Images
欧州五大リーグ以外のクラブへ向かうのは意外だったが
「チャンピオンズリーグを制覇しないままキャリアを終えたくない」
これは、今夏にMFマリオ・ゲッツェが口にしていた言葉だ。2013年にバイエルンへ移籍したあたりから天才プレイヤーの歯車は少しずつ狂い始め、ドルトムントに戻ってからも以前の輝きを取り戻せなかった。
チームでは昨季もジェイドン・サンチョやアーリング・ハーランドら若手アタッカーが躍動し、ゲッツェは指揮官ルシアン・ファブレの構想に入れなかった。出番を増やすためにも、環境をガラリと変える必要があったのは明らかだ。
そんなゲッツェが選んだ新天地は、オランダの名門PSVだった。この決断に驚いたファンは多いだろう。ドイツを離れる可能性は以前にも噂されていたが、欧州五大リーグではないオランダ・エールディヴィジへ向かうシナリオは意外だった。
PSVには昨季まで堂安律も所属していたが、チームは昨季リーグ戦を4位で終えている。チャンピオンズリーグ制覇にはかなり遠いクラブと言っていい。
しかし、英『BBC』はゲッツェがキャリアを立て直すうえでエールディヴィジは悪い環境ではないと見ている。プレミアリーグやセリエAなどに比べれば、エールディヴィジへの注目度は劣る。そのぶんじっくりとパフォーマンスレベルを上げていくことができるのではないかと考えられているのだ。
同メディアはゲッツェのことを「ドイツのメッシ」と表現している。ゲッツェもバイエルンやドイツ代表で何度か偽9番の役割を任されることがあったため、ドイツのメッシになってほしいとの期待がかかっていたのは間違いない。
その通りにはなっていないが、それでもゲッツェはまだ28歳だ。PSVでもう1度リズムを取り戻せば、30歳までにチャンピオンズリーグ制覇を狙えるようなクラブへ向かうことも不可能ではない。
PSVではドニエル・マレンなど若いアタッカーも多く、ゲームテンポが速い。そのスピーディーな展開にゲッツェが適応するには時間を要するかもしれないが、初の国外プレイでゲッツェ復活となるか楽しみだ。

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