トッテナムのデル・アリ photo/Getty Images
モウリーニョの下でファーストチョイスになれず
リーグ戦ではマンチェスター・ユナイテッドを6-1で撃破し、ヨーロッパリーグ・グループステージ第1節のLASKリンツ戦は3-0で勝利を収めるなど、最近のトッテナムは攻撃陣が好調だ。
しかし、その波に乗れていない人物がいる。
デル・アリはマウリシオ・ポチェッティーノ前指揮官の下で成長し、得点力の高いMFとしてフランク・ランパードやスティーブン・ジェラードらと比較されてきた。
ところが、デル・アリは今季まだリーグ戦2試合にしか出場していない。これはデル・アリの実力の問題というより、指揮官ジョゼ・モウリーニョの好みが影響している。
デル・アリが最も活きるのは[4-2-3-1]のトップ下で、ハリー・ケインとの縦のコンビネーションも効いていた。
しかし今夏にはガレス・ベイルも加わり、トッテナムはウイングに強力な選手を揃えることになった。彼らの推進力を活かす形として[4-3-3]が大きなオプションとなったのだ。このシステムにはデル・アリが得意とするトップ下が存在しない。
今ではケインがやや低い位置に顔を出し、それを合図にウイングのソン・フンミンが一気に裏のスペースを突くパターンも増えてきた。おそらくはベイルも同じような役割となるはずで、ケインの偽9番化が進むなんて予想もある。
英『Football London』もデル・アリの立ち位置が微妙なものになっていると伝えており、ここからの挽回は難しいかもしれない。
インサイドハーフにもタンギー・エンドンベレやジオヴァニ・ロ・チェルソ、ムサ・シソコ、ハリー・ウィンクスなど実力者が揃っている。
デル・アリはラヒーム・スターリングやケインと一緒にイングランド代表を長く引っ張っていく存在になると期待されていたのだが、今がキャリア最初の壁なのか。モウリーニョの下で超攻撃的なチームへ生まれ変わる中、デル・アリの状況はイングランドサッカー界にとって気になるものとなってきている。

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