PSGでプレイするキーン photo/Getty Images
パリで早くも爆発の予感
今季は何かとエヴァートンに関連する話題が目立つ。新加入のハメス・ロドリゲスの好パフォーマンスに、23歳のFWドミニク・キャルバート・ルーウィンの大爆発など、開幕からエヴァートンにはポジティブな空気が流れている。
それに加えて注目したいのは、今夏にパリ・サンジェルマンへのレンタル移籍を決断した20歳のFWモイーズ・キーンだ。
エヴァートンで思うように結果を残せなかったキーンは、出番を求めてパリへ移籍。パリの方がエヴァートンより格上のクラブではあるものの、ここまでリーグ戦とチャンピオンズリーグで2得点ずつを記録。エヴァートンでは通算37試合に出場して4得点に留まっていたが、パリでは早くもその得点数に並んだことになる。
気になるのは今後のキャリアだ。エヴァートンを指揮するカルロ・アンチェロッティもキーンの活躍をチェックしているようで、来季からはエヴァートンに戻ってくるはずと信じている。
「彼とは話していないが、彼が4点奪っているのは見ている。これは良いことだね。パリ・サンジェルマンにとっても、彼にとっても、我々にとってもね。我々は彼によりチャンスを与えるべくレンタルへ出した。彼はクオリティを見せており、来季には戻ってくる」
英『LIverpool Echo』によると、アンチェロッティはこのようにコメントしている。キーンとしてはこのままチャンピオンズリーグ出場権を持つビッグクラブでプレイしたいとの思いもあるはずだが、果たしてイタリア期待の若き点取り屋のキャリアはどう動いていくのか。
エヴァートンではやや成長スピードが緩んだ印象があったが、パリでの爆発から再び世界の注目を集め始めている。