フランクフルトの鎌田 photo/Getty Images
ブンデスで認められるチャンスメイク能力
フランクフルトの一員としてブンデスリーガで通用することを証明し、日本代表でも常連メンバーになりつつある24歳のFW鎌田大地。フランクフルトで本格的にブレイクした昨季から鎌田の評価は大きく変わった。
今ではドイツ国内でも実力を認められており、フランクフルトではバス・ドストとアンドレ・シウバとともに攻撃を引っ張る強力トライアングルを形成している。ここまで鎌田が急速に成長すると予想していたファンは多くなかっただろう。
では、鎌田はフランクフルトでどれほどのインパクトを残しているのか。注目したい数字の1つがキーパス数(シュートに直結するパス)だ。鎌田はバス・ドスト、アンドレ・シウバにシュートチャンスを提供するのが主な仕事となっており、すでに今季リーグ戦では1得点4アシストの数字を残している。ゴールゲッターというよりはチャンスメイカー色の強いアタッカーだ。
その貢献度はキーパス数に表れており、データサイト『WhoScored』によれば鎌田はここまで90分平均3.6本のキーパス数を記録している。これは欧州5大リーグでプレイする選手の中ではリヨンFWメンフィス・デパイと並んで11位タイの数字だ。
上位を見ていくと8位にはマンチェスター・シティMFケビン・デ・ブライネ(3.8本)、バイエルンFWトーマス・ミュラー(3.8本)、パリ・サンジェルマンFWネイマール(3.8本)、4位ドルトムントDFラファエル・ゲレイロ(4.3本)、2位ミランMFハカン・チャルハノール(4.4本)、1位レアル・マドリードMFトニ・クロース(4.5本)などワールドクラスの選手たちの名前が並んでいる。
鎌田の数字も見事で、今やブンデスリーガを代表するチャンスメイカーの1人と言っても大袈裟ではないかもしれない。昨季はリーグ戦28試合に出場して6アシストだったが、今季はすでにその数字に近づいている。リーグ戦二桁アシストも夢ではないはずで、今後さらにゴールとアシストを量産してほしいところだ。

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