今夏4年ぶりにユヴェントスへ復帰したモラタ photo/Getty Images
自身がゴールを狙うことでエースをサポート
絶対的エースであるクリスティアーノ・ロナウドの相棒を誰に任せるか。これは昨季までのユヴェントスにおいて、最も大きな課題だった。
たとえどれだけ優秀な選手で周りを固めようとも、結局はC・ロナウドのチーム。これまでのユヴェントスにそんな印象を抱いていた人は少なくないだろう。実際、2019-20シーズンの成績を見てみるとユヴェントスのリーグ戦総得点(76点)のうち、実に40.8%(31点)がC・ロナウドによるものだった。彼に次ぐ得点数を記録したのはFWパウロ・ディバラ(11得点)だが、その間には20ゴールもの差がある。攻撃陣における“C・ロナウド依存”は深刻で、彼の欠場によりユヴェントスが決め手を欠く試合というのも少なくはなかった。
しかし、2020-21シーズンのユヴェントスは一味違う。C・ロナウドの圧倒的な得点力を損なうことなく、彼らは別ルートの得点パターンも手に入れることに成功しつつあるのだ、そのカギとなっているのが、今夏アトレティコ・マドリードからレンタルで加入したスペイン代表FWアルバロ・モラタ。同選手は今季出場した公式戦10試合で7ゴールを挙げており、ここまで9ゴールのC・ロナウドにも劣らぬ得点力を披露している。現地時間24日に行われたチャンピオンズリーグのフェレンツヴァロス戦でも後半ATに値千金の決勝ゴールをゲットし、チームの勝利に貢献。今やモラタは、誰もが認めるユヴェントス攻撃陣の重要な1ピースになったと言っていいだろう。
「モラタの帰還でユヴェントスの攻撃は変わった。彼のおかげでC・ロナウドには以前よりもスペースが与えられている。両者ともゴールを目指すことによって、この2人は良い関係を築くことに成功した。昨季までは良くも悪くもユヴェントスで話題の中心となるのはC・ロナウドだったが、このストライカーはついにベストパートナーを手に入れた」
モラタの活躍が生んだ好循環を、伊『Gazzetta dello Sport』もこのように高く評価している。絶対的エースに気を遣ってパスを出すより、自身も得点を狙うことでC・ロナウドに自由を与えているモラタ。まだ崩しの部分で手詰まり感が残る今季のユヴェントスだが、攻撃陣は着実に完成形へと近づいている。

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